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(1994.07.27, 1996.06.13 revised)

京都の道

「上る(あがる)」「下る(さがる)」
「東入る(ひがしいる)」「西入る(にしいる)」 京都市内の住所には大概入っているこれらの表示。わたしの自宅の住所にも「上る」 が入っています。これもちゃんと住所の一部なのですが、かわいそうに時々送り 主の判断で、これらは、はしょって書かれることがあります(それでも郵便物は 届くからすごい!)。

「上る」「下る」は、現在では「上る」が北へ「下る」が南へという意味で使わ れていますが、本来の意味は御所を起点として、御所に向かっていく方向が「上る」、離れる方向が「下る」だったということです。一方、「東入る」「西入る」 は文字どおりの意味です。

通り名はやし唄

京都というところは、ご存知のように碁盤の目のように東西南北にきれいに通りが走っていますが、縦と横のそれぞれの通りを組み合わせてそのまま住所になっているところが多いのです。ですから、住所を聞けばだいたいの場所は地図がな くても想像がつきます。

ところで、「あねさんろっかくたこにしき ♪」という通り名のはやし唄をきいたことがありますか? 祇園祭のシーズン(7月)に京都市内の「かに道楽」 にいくと、この唄が印刷されたテーブルセット用の紙が出てきます。


「洛中横小路」南北に走る通りを北から順番に唄ったもの

 鞍や寺、上立五つ、今や元、
 武一、中立、長者三通り、
 出水下、椹木、
 丸竹夷二、押御池、
 姉三六角、蛸錦、 
 四条綾仏、高辻や、松万寿に、
 五条雪駄屋、魚の棚、
 珠数二筋万年寺、
 七条越えて、通り道なし

以下は「かに道楽」のテーブルセット用紙に印刷されているものです。

まるたけえびすに、おしおいけ
あねさんろっかく、たこにしき
しあやぶったかまつまんごじょう
せったちゃらちゃらうおのたな
ろくじょうさんてつとおりすぎ
ひちじょうこえれば、はちくじょう
じゅうじょうとうじでとどめさす
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

上述の唄に出てくる通りの名前 「通り」は省略

 鞍馬口、寺之内、上立売、五辻、今出川、元誓願寺、武者小路、
一条、中立売、上長者町、中長者町、下長者町、出水、下立売、
椹木町、丸太町、夷川、二条、押小路、御池、姉小路、三条、六角、
蛸薬師、錦小路、四条、綾小路、仏光寺、高辻、松原、万寿寺、
五条、雪駄屋、魚の棚、上珠数屋町、下珠数屋町、万年寺、七条

♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

以下は東西に走る通りを東から順番に唄ったはやし唄です。

たらごこふやとみ、やなぎさかたか
あいのひがしに、くるまからすま
りょうむろこしんかま、にしおがわ
あぶらさめほり、よしやいの
くろおおみやまつひぐらしに、ちえこういん
じょうふくせんぼん、はてはにしじん

上述の唄に出てくる通りの名前 「通り」は省略

寺町、御幸町、麸屋町、富小路、柳馬場、堺町、高倉、
間之町、東洞院、車屋町、烏丸、
両替町、室町、衣棚、新町、釜座、西洞院、小川、
油小路、醒ケ井、堀川、よし屋、猪熊、
黒門、大宮、松屋、日暮、智恵光院、
浄福寺、千本、(はては 西陣)

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