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目黒誠一写真集「エゾモモンガ」より
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妖精舞う蒼き森より
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エゾモモンガは川や湖の水を飲まない。
地上には天敵の肉食獣がウロウロしているからだ。
水分は木の上で補給しなければならない。
夏は葉についた水滴、冬は枝に積もった雪で喉をうるおす。(p.32)
冬の出巣時間は、1回目が午前3時30分から4時30分、
2回目が16時30分から17時30分の間で、次々と出ていった。
活動時間は、40分から2時間。夜行性とはいっても、夜中は巣で眠る。(p.52)
夜明けの森の中から、突然、エゾモモンガが私に向かって飛んできた。
巣は右後方である。「コースが違う」と思った瞬間、旋回した。
顔は正面を向いたまま飛膜を傾け、尾を反らせて回った。(p.57)
エゾモモンガにも個性派がいる。
1匹が飛んでいった方向を眺めていると、後方から私の顔をかすめていくものがいる。
またカメラを向けると寄ってくるものもいる。
好奇心が強く、自己主張もする。(p.63)
エゾモモンガの巣は不意になくなることがある。
雪の重みなどで、幹が折れてしまうからだ。
しかし、それでも雪は容赦なく降り続ける。北海道の冬は長い。
その自然の厳しさにじっと耐え、小さな体で懸命に生きる。
大きな声で彼らにエールをおくりたい。(p.68)
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